子育て総力戦研究所

父親から見た23区近郊車なし子育て

おでかけ手段再評価(生後2.5か月時点)

こちらの記事では、育児中に乳児を連れて外出する際に必要な機材について、生後すぐの段階でまとめました

その後、生後2.5か月が経過し、一通りのおでかけ手段を試したので、現時点での再評価をしたいと思います。なお、現時点で子の体重は4kg後半です。

 

①抱っこ紐(徒歩・バス・鉄道)

 良い点:小回りは最強で公共交通に乗るときもストレスフリー両手が空くため買い物等の用事もこなしやすい。おでかけ時の準備もほぼ不要
 悪い点:連れて歩く・立ち続けるには連続1時間、累計で1日3時間程度が体力の限界他の荷物を持つとより厳しくなります。買い物帰りだと15分ぐらいが限界かも。今後、子どもが成長するにつれてこのデメリットが強くなっていくと思われます。また、いわゆるがっしりした抱っこ紐はいずれも縦抱きのため、首が全然据わっていない新生児期の使用については少し不安があります。
 実績:2か月になる直前にベビービョルンの最上位モデル(ハーモニー)を赤ちゃんファーストでもらったところ、その後は基本的にどこに行くにしても抱っこ紐が基本になりました。うちの子はおでかけで機嫌が好転することが多いので、買い物を含め、1日2~3回は散歩に出ていますが、いずれも抱っこ紐によるものです。抱っこ紐がなければ、ここまで気軽におでかけしようとは思わなかったと思います。

 

②ベビーカー(徒歩・カーシェア車載)

 良い点:帯同が長時間に渡っても体幹が疲れません。混んでいるクリニックなど椅子が埋まっているところでも、居場所が自立してくれるため待ち続けることが可能。車載した場合、ほとんど悪い点はなく駐車場から目的地まで押していけます。
 悪い点:電車に乗るときは原則エレベーター利用になるし、バスに乗る際は畳んで抱っこ紐で持ち上げる必要があり、基本的に公共交通との相性が悪いです。非積載時のために軽いベビーカーにしたら押した際の直進性が低下する、交差点にあるような歩道車道間の段差を超えられないなどで結構ストレス。また、ベビーカーを押し続けるのも意外と疲れ、耐久試験をしたわけではありませんが、30分も押し続けられないかなと感じます。これらの程度はベビーカーの性能に依るとは思います。なお、載せた後シートベルトを締める必要があり準備が少し面倒。
 実績:1か月過ぎにAB型ベビーカーを知人から譲り受け、近場でのおでかけや、車で移動した際の駐車場からのアクセスに使用。一番ありがたかったのは医院等で椅子が埋まっている際にベビーカーに載せたまま待てたこと。このメリットは電車に乗って席が空いていなかった場合にも効くと思います。今後、子の重量が重くなっていくにつれて、抱っこ紐との関係がどのぐらい変化するか期待です。

 

③ベビーキャリー(カーシェア車載・タクシー車載)

 良い点:そもそも乳児を自分の運転する車に乗せるときは必須。その際、家から子を載せ替えることなく目的地まで運搬可能タクシーでも安心
 悪い点:キャリーの重量と子の重量が相まってとても重いのに、片腕で持つ設計のため、離れた場所への手運搬は非現実的。運べて2~300mぐらいかなと感じました。そもそも車移動のためのものなので、そんなに長距離を運ぶことは想定していないのですが、都内だとカーシェアの駐車場への移動や、駐車場が目的地に併設されていない際のコインパーキングまでなど、意外と小運搬が発生します。
 実績:1か月になる前に導入し、1か月健診や通院、デイケア施設への移動で使用。ただし、抱っこ紐が導入されてからは隣の区までなら抱っこ紐で移動するようになってしまったこと、生後2カ月の段階では隣の区より遠くには行く用事がないため、出番が急減。ただ、いつ緊急的に車で移動するかわからないですし、車があることで行動の選択肢が広がることもあるので、引き続き保有し続けます。

 

最小限の投資で済ませるのなら

 通院や産後デイケアへの移動が車の方が圧倒的に便利、ということでなければ、出産後の退院だけはキッズタクシーなどで乗り切って、退院後初のおでかけからA型(orAB型)ベビーカーを使用、その後、首が次第にすわってきたら(1.5~2カ月程度)縦抱き抱っこ紐を導入し、しばらくはこちらで外出。さらに、子どもが重くなってきて抱っこ紐での移動に限界が来たら、B型(orAB型)ベビーカーと抱っこ紐を併用する、というのがいいのかなと思いました。

 これに加えて、ベビーシートがあると出産後の退院や1か月健診、その他外出での気苦労がなくなるので、より良いかなと。

 また、我が家ではAB型ベビーカーを譲ってもらったことから、これを運用していますが、都内でぶん回すことを考えるとA型ベビーカーをレンタルして、首が据わり次第B型ベビーカーを購入した方が結局ストレスなく外出できるかもしれません。どうしてもベビーカーの設計上、軽いことによるデメリット・重いことによるメリットがあり複数の性能を両立できないところ、さらにAB型となると、より他の機能に皺寄せが来てしまうからです。

 ※ただし高級AB型ベビーカーだと、コストの分だけ標準的B型ベビーカーより扱いやすいという説もあります。